■山行日 2020年12月19日(土)朝発
■天候 晴れ ■メンバー 9名
■コースタイム
武蔵五日市駅=大岳鍾乳洞入口バス停9:00-大岳鍾乳洞9:25-登山口9:40―
大滝9:45-馬頭刈尾根11:05-11:50大岳山12:30-13:40鋸山13:55―
14:45鎖場14:55-愛宕山15:25-16:10奥多摩駅
■山行報告(リーダー I)
年の瀬で誰も忙しいのか土曜日で好天にも関わらず武蔵五日市駅前は閑散としていた。上養沢行のバスに乗車して一つ手前の大岳鍾乳洞入口で下車。林道を鍾乳洞方向に向かって歩き出す。約40分で山道に入り、結構迫力ある大滝を巻きながら沢沿いの道を進むと、何度目かの水際の岩陰で子どものニホンカモシカに遭遇した。その距離3メートルほど、突然の集団に向こうも戸惑ったようで暫くお見合いとなったが、やがて一気に沢を駆け下っていった。
沢から離れて道が急登になると程なく馬頭刈尾根と合流、南側の景色が開ける。ここからの尾根道は緩やかでトレランの集団と何組かすれ違う。翌週この山域で大会がありその練習らしい。尾根を40分ほど歩いて最後は急坂になると次第に賑わいが近づいてきて一気に大岳山頂に突き上げる。
さすがに山頂は人が多い。多くは御岳山方面から来ているようだ。ここでOさんと合流。海沢探勝路ルートで山頂には50分も前に着いたそうで、お湯を沸かして待っていてくださった。みんな揃ったところでコーヒータイム。今日も天気は良く、あいにく富士山は雲がかかっているが御前山や三頭山の眺めが良い。
集合写真を撮ってから鋸山方面に向かう。この間の稜線はかもしか70㎞のコース。夜中に通過するので気付かなかったが、かなりの急な岩場の下りや北側が切れているところもあり、睡魔と闘いながらよくこんな道歩いたなと危険を実感した。
鋸山は木々に囲まれて展望なし。ここから鋸尾根を奥多摩駅方向に下山する。前半は鋸の歯のように細かなアップダウンが続く。鉄の梯子や鎖場も何か所か現れるが、1か所上から覘くと奈落の底とも思えるような鎖場があり、みんな巻き道を取らずに果敢に挑戦する。(リーダーだけ安全ルートで降りました)
その後、天聖神社の天狗像を過ぎると、ひたすら奥多摩の市街地に向かって下るが、もう氷川のキャンプ場が間近に見える頃になって現れる愛宕山・愛宕神社への登り、これがなかなかきつかった。神社に参拝してから今度こそ本当に最後の下りとなるが、杉林の中に約200段の階段が待っていて、7時間近く歩いた後の階段なので相当こたえる。筋肉痛を感じながら手すりを頼りにもうひと踏ん張りして、ようやく駅に続く車道に降り立った。
(余談)
新人のKさんが忘年山行に続いて2度目の山行に参加してくれました。山慣れしていて体力も十分、今後の活躍が大いに期待されます。帰りの電車内で感想を聞いたところ、「今日は稜線歩きが快適で楽しかった」「カモシカに会えて感激」「山頂でのコーヒー最高」。こぐまの会については、「経験豊富な人が多くて頼もしい」「来年もまたプランに参加したい、皆さんよろしくお願いします」とのことでした。こぐまの雰囲気に早く馴染んでいただけたようで何よりです。来年は、更に新たな会員が加わる年になるといいですね。
■海沢(うなざわ)コース(報告O)
コースタイム: 白丸駅8:30 9:00海沢園地9:10 11:00山頂
コロナ禍、さすがに脳天気な私でも、事故を起こしやすい沢は自粛した。けれど、今年最後の山行くらいは綺麗な滝を見たいなと思い、リーダーI君にわがままを言って、海沢コースから合流することにした。初めて降りる白丸の駅はいかにも山の駅然とした、味のある駅だ。一度乗降してみるといいですよ!
しばらくは車道を歩き、海沢園地へ。途中対岸に美しい滝を見る。登山口には「道が不明瞭なので云々」とあって、ロープが張られているのを無視して入る。三ツ釜滝を見ながら脇の階段を登る。道は割と良い。道標もしっかり立っている。危険な所にはロープも取り付けられていて、なんで止めてあるのか分からない。しいて言えばワサビ田の所で対岸に渡る所が錯綜しているくらいだ。多分初心者が沢山入る山域だからと思われる。下るにしても滝見物をしながらなどと欲を出さなければ迷うことはないだろう。
予定よりかなり早く山頂についた。日向ぼっこしながら皆さんが着くのを待った。