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2020/10/31-11/1 愛鷹山塊 越前岳

■山行日 2020年10月31日(土)~11月1日(日)一泊二日 
■天候 快晴 ■メンバー 11名 
■コースタイム 
(2日目)
愛鷹山登山口7:15―7:30山神社7:45―8:20愛鷹山荘8:35―9:15鋸岳展望台9:30―
10:20富士見台10:35―10:55越前岳11:30―12:25馬ノ背12:35-13:10十里木

■山行報告(リーダー I) 
(1日目)
 6月から月イチのペースで山行計画を出していたものの、悪天候やコロナ懸念で悉く中止に。今回5回目でようやく実行出来たが、行ってみればこれまでの残念を全て帳消しにするような素晴らしい展望、穏やかな天候でとても心地よい山行となった。やはり不遇にあっても腐らず真面目に生きていれば、いつか報われる日が来るのだと実感した次第。

 初日は総勢11名が車3台に分乗して富士山南麓のキャンプ場を目指す。I号は予定どおり15時前に到着したが、他の2台は高速道の渋滞に巻き込まれて日没近くに。しかしテント設営の手際良さはさすがで、あっという間に寝室、キッチン、リビングが完成。その後は、各車ごとに準備してきたおでん、BBQなど豪華夕食とともに、お互い密にならないよう十分な距離を保ちながら、消灯まで静かに(?)語り合った。

(2日目)
 翌朝は6時にキャンプ場を出発して、車で20分ほどの十里木駐車場に。ここから越前岳を往復する登山者が大半だが、それだと単調で面白くないので、我等はバスに乗り換えて約10分の愛鷹山登山口まで行き、そこから歩き始める。

 今回はコロナ禍の中で安全・安心登山のモデルとなるよう、乗って来た車単位で3つの小グループに分かれて、適度な距離を保ちながら山頂を目指すこととした。山道に入って1時間弱で稜線に出る。ここから往復40分程のところに富士山好展望の黒岳があり、Tさんはせっかくだからと足を延ばすことに。他のメンバーは直接越前岳に向かうと早くも木々の間から富士山が望めるようになる。この辺りからの富士は本当に大きく、裾野まで全部見えて感動もの。雲一つない快晴もあり、これまで生きてきた中で№1の絶景ではないかとさえ感じた。途中は丁度休憩を入れたい間隔で鋸岳展望所、富士見台といった絶景スポットが現れるのでその都度十分休憩をとる。

 富士見台でTさんが追いついた。さすが若者いいペースだね。ここからの富士山は旧五十銭紙幣のデザインとなった景色らしい。なんとOさんは、実際に五十銭札が使われていた当時を覚えているとのこと。でも家に帰ってWikipediaで調べたら五十銭紙幣は昭和23年で廃止だって。えっ!ということはOさん、本当の年齢はいくつなの?

 越前岳に着いたのは11時前。ここまで人が少ない静かなルートであったが山頂は登山者で一杯。やはり殆どの人が十里木からピストンしているようだ。頂上からは駿河湾と伊豆半島の海岸線が意外な近さで望める。この海側の景色も感動もの、今回は天気に恵まれ本当にテンションが上がる。しばらく絶景を楽しんだ後は混雑を避けて、やや下った空き地に移動して昼食・コーヒータイムとした。これまで少人数に分かれて静かに行儀よく登ってきたが、ここで11人が一堂に会することに。久々に参加したNやんからは爆笑ネタが次々飛び出し、相変わらずよく声が通るAっちゃんも加わるので、我々一団は非常に賑やかで周囲の人々から少し浮いていた。

越前岳山頂

 風もない穏やかな山頂でいつまでも休んでいたかったが、帰りの渋滞が気掛かりなので、もう一度山頂で集合写真を撮ってから下山を開始。下りは大きな富士山を正面に見ながらの絶景コース。やはり天気が良ければ山は最高、大満足の2日間であった。一日も早くコロナが収束して、気兼ねなく泊まりの山行を楽しめるようになるといいなと強く思いながら、十里木駐車場までの道を駆け下った。