■山行日 2024年6月1日(土)
■天候 晴れ
■コースタイム
作場平駐車場7:00-7:10笠取山登山口―8:22笠取小屋8:45 -9:45笠取山10:00:―10:20雁峠11:06-11:20笠取小屋―12:10笠取山登山口
歩程:5時間10分(休憩込み)
■山行報告(リーダーI)
当初の予定は、雁峠から笠取山、唐松尾山を経由し将監峠で1泊、翌日飛竜山経由で丹波山村へ下山する縦走計画であった。ところが、2日目の日曜日は天気が崩れる予報のため、1日で回れる笠取山周回コースに変更した。西御殿岩や禿岩等のお気に入りの場所には行けないが、まあ良しとするか。
作場平駐車場に到着すると、7時前で9割ほどの駐車スペースが埋まっていた。気温は13度である。少し肌寒い。「沢組はこの寒さで大丈夫だろうか?」 と心配しながら笠取山登山口へと向かう。途中ヤブ沢経由の楽ちんコースと、急登コースに分かれるが、周回コースのため登りは急登コースを選択。分岐からは1時間ほどで笠取小屋に到着できそうだ。
途中何度か多摩川最上流域の沢を渡り良い雰囲気の登山道を進む。こちらのコースは登山客も少ない。鶯の鳴き声がBGMだ。笠取小屋に到着すると、小屋のおじさんが屋根の修理していた。ここはテントサイトが広がり、トイレも新しく綺麗でとてものんびりと出来る良い所である。いつかここで貸し切りのこぐま祭り開催もいいね、等と二人で話をしながら食事を取り小休止する。
小屋から少し登ると小さな分水嶺に到着する。ここは、多摩川、富士川、荒川の分水嶺で笠取山がすぐそこに見える。さらに進むと笠取山の急登コースと水干(多摩川の初めの1滴の場所)に向かうコースに分かれる。我々は、水干経由で進むことにした。ここら辺りはシャクナゲのトンネルコースであるが、今回はピークが過ぎており、さえない花が少し咲いている。7~8年程前にこの縦走コースを歩いた時は、シャクナゲのトンネルがあちらこちらに続いており、それは見事であった。今回は残念である。
笠取山のピークは2つある。雁峠や小さな分水嶺から見える尖がった笠取山は実は本当のピークではなく、さらに唐松尾山方面に5分ほど進んだ所にあるピークが本当の山頂である。眺望は偽ピークのほうが素晴らしいが、本当のピークからも富士山を望む事はできる。今回は、正ピークから偽ピークと進む反時計回りのコースであり、途中一部岩々していて楽しい道だ。
偽ピークからは、眼下に雁峠が見えベンチも認識できるほどだ。更に燕山から古礼山、雁坂嶺へと続く縦走路が続いている。以前雁峠で集中山行を行った事を思い出しながら、笠取山から雁峠へと急坂をゆっくりと下って行く。
雁峠には15分で到着した。誰もいない峠でコーヒーを沸かし大休止を取った。A子は、燕山に向かうつづら折りの登山道を途中まで登り昔の集中山行の思い出に浸っているようだ。自分は、峠のベンチにひっくり返り、青い空の飛行機雲を眺めていた。この緑が広がっている峠は何度来ても良いものだ。
下山は早い。雁峠から笠取小屋経由登山口までは、1時間ちょいで到着することができた。1本も取っていないことに気が付いたが、まあ夫婦2名だから問題なしという事で、今回の山旅は無事に終了した。