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2025/09/27-28尾瀬 燧ケ岳と三条の滝

■山行日 2025年9月27日(土)~28日(日) 
■天候 晴れ 
■メンバー 8名 
■コースタイム 
1日目 尾瀬御池6:47-熊沢田代9:05-俎嵓10:27-柴安嵓11:12-見晴14:30(後発チームは15:30着)
2日目 原の小屋5:36-三条の滝7:05-8:55見晴(昼食)9:40-山の鼻11:57-鳩待峠13:21―尾瀬戸倉 高速バスと路線バスに分かれて帰京

■山行報告(リーダーF ) 
 尾瀬夜行で会津高原尾瀬口駅に到着し、車内で4:30まで待機できるが少し早めにバスロータリーへ移動し、5:00発の専用大型バスで尾瀬御池に到着した。肌寒い中身支度をして出発したが、歩き始めてすぐに道がぬかるんでいた。後からきた大学生や若者のグループなどに先に行ってもらう。

 熊沢田代で2チーム(I夫妻とOさんのチーム、その他メンバーのチーム)に分かれ山頂を目指した。急登が続くが俎嵓の手前で道が狭く下りの人を先に通すためにしばらく待った。山頂からは360°の素晴らしい眺めで尾瀬沼や尾瀬ヶ原が良く見え、柴安嵓の登山道も渋滞しているのが見えた。

 登りで先に行ったいくつかのグループが柴安嵓から戻ってきてすれ違ったので、御池に下山するようだった。柴安嵓への渋滞はそれ程ではなかったが、見晴までの下山ルートは前に十数名のツアー客がいたのでかなり渋滞した。樹林の中は予想していたがかなりのぬかるみだった。道幅が広くなった辺りでツアー客を抜くことができた。見晴までの広葉樹林は美しく、見晴に到着すると山小屋が集まっていて上高地のような山岳リゾート地を思わせる雰囲気だった。

 尾瀬小屋や弥四郎小屋から至仏山の眺めは素晴らしかった。原の小屋にチェックインする頃に後半のチームが予想より早く到着した。到着後は風呂で汗を流し、夕食を18時に予約してしまったので、談話室で過ごしたり、他の小屋を見に行ったりして過ごした。翌朝の弁当はパン食だった。

  翌朝朝食を済ませ、不要な荷物はロビーに置かせてもらい5時半に出発。三条の滝への道はやはりぬかるんでいたが三条の滝はかなりの迫力で見に来た甲斐があった。道中韓国人の旅行客と多くすれ違った(韓国で尾瀬のドキュメンタリー映画があったりして人気のようだ)。温泉小屋付近で小熊の鳴き声がしたと登山客に聞き、しゃべりながら見晴に戻った。

 荷物を回収し、尾瀬小屋と桧枝岐小屋に分かれてゆっくりランチを堪能した。途中で写真をとったりできるようにと早めに鳩待峠に向けて出発した。途中で歩荷さん4名とすれ違った。竜宮現象や逆さ燧を見たり写真を撮ったりと楽しみながら山の鼻に向かった。木道は傷んでいるところもあったが、見晴のすぐ近くには2025に完成したものなど、新しいものもかなりあった。途中木道でバランスを崩し大関さんが転倒したが幸い怪我などはなかった。

 山の鼻は人が多く混雑していた。鳩待峠までの登山道はぬかるみがなく、わりと状態のよい木道だった。鳩待ベース(星野リゾート)を楽しみにしていたが、星野リゾートの雰囲気はあったがそこまで特別な感じではなかった。バスのチケットにPASMOが使えず現金払いなので少し行列ができていた。

 鳩待峠で解散し、高速バスで帰るチームと路線バスで沼田駅に出るチームに分かれた。バスは14時半だったが、乗り合いタクシーがたくさん待っていてすぐに出発して戸倉まで行くことができた。戸倉のバス停で路線バスチームと再会したが、ほどなく高速バスがきた。

 参加メンバーの皆さんがとても協力的で天気にも恵まれ30年ぶりの尾瀬はとても楽しい山行になりました。皆さんと食べようと用意したリンドールのチョコが溶けてしまい渡せず少し残念でした。