■山行日 2025年7月25日(金)~27日(日)
■メンバー 3名
■コースタイム
(25日)広河原11:10―13:45白根御池小屋テン場
(26日)テン場4:25―6:35小太郎尾根分岐6:45―7:25肩の小屋7:40―8:20北岳山頂8:40―9:40北岳山荘10:05―八本歯のコル11:30(通過)―13:40大樺沢二俣13:45―14:05テン場
(27日)テン場5:45―7:45広河原
■山行報告(リーダーI )
(25日、晴れ一時雷雨)
当初参加を予定していたメンバーがアクシデント、体調不良等で不参加となり、最終的にオヤジ1+昨年入会した女性2の3名パーティとなった。甲府駅9時発のバスで2時間かけて広河原へ。
ここへ来たのは40年ぶりだが、立派なインフォメーションセンターやホテルのような広河原山荘など近代的になっていた。早速身支度を整え歩き出す。登山者の多くは芦安から早朝のバス・タクシーで入山するようでこの時間の人は少ない。吊り橋を渡って登山道へ。野営道具一式と3日分の食料を詰め込んだザックは久々に重く肩に食い込む。しかし前を行く女性2人のザックは比べるとかなりコンパクト。本当にテントほか2泊分の必要品入っているの?
左に大樺沢方面への道を見送ると急登が始まる。天気は快晴であったが最初の1本あたりから雲行きが怪しくなる。遠雷が響き雨粒を感じたところで早めに雨具を着ける。やがて土砂降りとなり登山道には水の流れが。雨中の急登だが今日は2時間半ほどのコースタイムなので精神的には余裕である。全身濡れながら1時間ほど歩くと急坂も終わり小刻みなアップダウンが続くようになると次第に雨脚も弱まってきてあっけなく白根御池小屋に到着 。

受付でテント泊の手続きを済ませているうちに雨はすっかり止んで陽が差してきた。池の反対側の空いている場所で各自テントを設営してから早速小屋に向かい生ビールを購入して乾杯する。その後夕方まで談笑しながらのんびり過ごし、各自が持参した夕食を済ませたら、この日は早めにシュラフに入った。夜中にトイレに起きると満天の星空で流れ星も良く見えた。
(26日、晴れ一時雷雨)
ヘッドランプが要らなくなる頃から歩き始める。草すべりの急登は息が上がるが多種咲き誇る花々に癒される。残念ながら自分は名を特定できる花がシナノキンバイくらいしかなく、ただ綺麗と思うだけだが・・。急登の分だけ高度を稼ぐのも早く、山頂が次第に近づく一方、白根御池のテン場が遥か下に。
昨夜は肩の小屋に泊ったのであろう人達と次々すれ違うようになるとやがて小太郎尾根への分岐に飛び出て一気に視界が広がった。ここからの展望は感動もの。富士山はもとより広河原を挟んだ向かいに鳳凰三山、その向こうに八ヶ岳、近くに甲斐駒と仙丈の雄姿、左には中央アルプスの山塊と奥に御嶽山、遥か遠くに北アルプスなど日本の主要山岳が一望である。

ここからはなだらかな稜線歩きとなる。広い尾根道を辿って肩の小屋へ。小屋の周辺では大勢の登山者が休憩している。みんな「北岳に来ただけ」の看板前で記念撮影。肩の小屋の左側から山頂に向かう。ゴツゴツした岩場を進むとやがて両俣小屋への分岐が現れほどなく山頂に到着。日本第2位の山頂からの眺めはまさに絶景。間ノ岳から農鳥方面へ進む三山縦走路、谷を挟んだ向こうには仙丈ヶ岳と塩見岳を繋ぐ仙塩尾根も手に取るようにくっきり見えた。

名残惜しいが天気が崩れないうちにと下山開始。直接八本歯のコルに向かわずお花畑の間を縫って北岳山荘へ。ここから来た道を戻るようにトラバース道を進んで八本歯のコルへ。痩せた尾根道のアップダウンで慎重に足を運ぶが、女性2人はとても身軽でバランスよくスイスイ下り、それをオヤジがドタドタ追いかける構図に。
八本歯のコルからは大樺沢目指してハイマツ帯の急斜面を下るが、暫くはハシゴガ延々と続いてうんざりする。ハイシーズンなので登ってくる人も多いがここの登りは相当きつそうである。ハシゴガ終わると大樺沢の下りが延々と続く。直射日光が直撃し標高を下げるに従い気温も上がって汗びっしょりに。途中で沢の水を飲んで生き返る。
道が左岸の草むらに入るとやがて白根御池への分岐が現れ、そこから20分ほどで小屋に着いた。昨夜は疎らだったテント場だが、我々のテントの周りに密集してたくさんのテントが張られていてビックリ。静岡県の高校山岳部の合宿らしく大勢の若者男女が動き回っていたが、今の高校山岳部ってこんなに部員がいるのか?(高校生達は規律がとれていてとても清々しかった)
我々は例によって早速小屋に向かい生ビールで乾杯。すると昨日より2時間遅れでまたも豪雨に。仕方なく小屋の軒下に臨時立ち飲み居酒屋を設営して寛ぐ。やがて雨も止んだので外に居酒屋を移したが、明日は2時間下るだけということもあり、山の話、こぐまの裏話などを肴に、ワイン、日本酒、ウイスキーとダラダラ飲み続けるうち日は暮れていった。
(27日、晴れ)
猛暑の東京に帰らなくてはならない。後ろ髪を引かれる思いで下山開始。しばらく上り下りを繰り返した後に急下降となる。早朝に広河原を発った登山者が続々と登ってくるのですれ違うのに時間がかかる。女性2人は今日も快調で急坂をスイスイ下っている。この体力とバランスなら恐らく北岳の周回だけでは物足りなかっただろう(翌週の木曽駒~空木では相当長い時間歩くことができたらしい)

次第に傾斜が緩くなって大樺沢方面への標識を見送るとやがて吊り橋が現れ、それを渡ってスタート地点の広河原に到着。芦安行きの乗合タクシーが待機していたので乗車する。甲府行きバス停の真上にある温泉「白峰会館」の湯に浸かって汗を流したが、この時間男湯はガラガラで貸切状態。さっぱりしたら食堂に行ってまたまたビールで乾杯。その後バスで甲府駅に行き解散した。予想どおり甲府市内は38度の猛暑。皆さんお疲れさまでした。