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2025/03/15守門岳 大岳(本隊)

■山行日 2025年3月15日(土) 
■天候 曇り 
■メンバー 3名 
■コースタイム 
登山口5:55―9:25山頂9:40―登山口13:15 

■山行報告(リーダーO ) 
 さて、前回より若いぞ!(Lを除く) かなり手前から車が停まっているので心配したが、Uターン場所を知っているので一応奥まで入る。割と近い所に停めることができた。雪は締まっているので、チェーンアイゼンで歩き出す。上部は雲がかかっていて心配だ。Fさんは買ったばかりのスノーシューを持ってきた。果たして使うことができるだろうか? ただのお荷物にならなければよいのだが。途中、右手の尾根下に動くものが見える。(写真を撮って拡大してみたらカモシカだった)

 順調に進み、樹林帯を抜ける。木のない所では地面も空も白一色。先行者たちが点々と白の中に浮かび上がり、私たちの行くルートを見せてくれている。人が多いので恐いということはないのだが、山頂からの景色が見られるか心配だ。

 やっぱり若者(?)は足が速い。前週よりも1時間早く山頂に着く。ちょうどガスも取れ、本峰方面が浮かびあがった。ガスは取れたりかかったり。寒いがシャッターチャンスを待った。今回も守門ブルーは見られなかったが、中津又方面の視界は良い。早々に向かう。

 周りは白すぎて鞍部まで降りるのは少し勇気がいるが、危ない所があるわけではない。それでも鞍部まで下りきるとホッとする。少しの登り返しは雪庇の美しい写真を撮るため、ゆっくりと歩く。さすがに春が近づいている。雪庇の先の方が割れている所もある。こちらに回る人は少なく、ほぼ貸し切りだ。渡って対岸になった大岳方面の稜線には点々と山頂を目指す人のシルエットがいい感じだ。

 こちらもとても広い尾根だ。貸し切りだから誰もいない。真ん中を歩く。少し下ると駒ケ岳、八海山方面が素敵な色合いで見えている。ちょっと青っぽい墨絵だ。ブナの森に入ると雪も腐ってきて、ようやくスノーシューの出番だ。Fさん、ただの歩荷にならなくてよかったね! タブスの女性用、なかなか使いよさそう。途中、ブナの木の上に熊の寝床を発見、久しぶりに見た。夏場は登山道ではない場所だからだろう。

 下部はしっかり雪が腐って、スノーシューをはいたまま滑ったり、わざと深い所を歩いたり、楽しみながら車に戻りました。この週は先週の何倍も登山者が多かったようで、かなり下の方まで車が停まっていた。

 最後にまた風呂に寄ったのだが、Fさんが「ここでは山で雪庇に注意なのに、露天風呂にも雪庇注意と書いてあって大変な所ですね!」と言われたのには笑ってしまった。

★私自身、2週続けて同じところに行ったのは初めてだが、たった1週間で景色もメンバーも全く違って結構面白い思いをさせてもらった。
★中津又に回っても、大岳コースを戻っても、距離はほとんど同じである。