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2025/02/23上高地スノーハイク

■山行日 2025年2月23日(日) 
■天候 曇りたまにお日様 
■メンバー 6名 
■コースタイム 
釜トンネル入り口8:30-11:41河童橋12:00-ウエストン碑-14:40釜トンネル入り口

■山行報告(リーダーT ) 
 静かなる上高地のスノーハイクは、前日に三々五々上高地の玄関口松本に夜、集まり始まりました。松本をこよなく愛する人やいつもは松本を通り過ぎてしまう人、最近松本に二度来たけれど、郷土料理は食べなかったなぁと言う人、いろいろな面々が「草庵」中町井sayでテーブルを囲みました。松本ならではのおいしいあてに、信州の味わい深いお酒をしみじみと嗜みました。締めはやはり冬が一番のお蕎麦です。

 翌朝、バスで釜トンネルの入り口、中の湯までいきます。半分はスノーシューが初めてでと、いろんな不安もおありのようでしたが、とりあえずスノーシューは背負い釜トンネルを入って行きます。トンネル内は普段バスで通り過ぎてしまっていて気づいていませんでしたが、結構な登り坂です。釜トンネルを抜けると次は上高地トンネル。こちらは短いです。抜けるといよいよ白銀の世界です。

 入っている人も結構おり、道は固められていてアイゼンで歩き進みます。バスで通る道は広いはずですが、両側に雪もあり会話をしながら散策するのにはちょうど良い道幅です。行き進むにつれて道幅はなんとなく狭くなり、戻ってくる人と交差するのにはスノーシューを履いていた方が良かったのかもしれません。

 バスからはゆっくり見ることがない帝国ホテルも、この日は静かに雪の中に埋もれているようでした。しばらく行くと岳沢が見えます。かつて徳本峠を越え、穂高が見えた時に人が感激したと言いますが、歩いてたどり着く岳沢の景色に私たちもちょっと興奮を覚えました。バスターミナルに着いても駐車場にバスもタクシーもなくとても清々しい景色です。

 やがてみんなの大好きな河童橋が見えてきます。直線と曲線が織りなす河童橋は、いつも人で溢れかえっている時と違いなぜか小さく見えます。その向こうに見える岳沢方面は残念なことに3千メートル級の山々は見えません。多分岳沢小屋は見えているのかもしれませんが、雪に埋もれて分かりません。ここで見る上高地ももちろん本来の姿では無いかもしれませんが、やはり人で溢れかえる‘あの上高地‘と違いとてもとても感慨深いものがあります 。

六百山と霞沢岳

 河童橋を渡り、対岸にわたると、少し潜るところも出てきたのでスノーシューを履きました。梓川沿いの道は、またとても言いようのない素敵な散策路です。この道から霞沢岳がよく見えました。アップダウンの多い山なのだということがよくわかり、一度行ってみたいと前々から思っておりますが、ちょっと大変なのかもしれません。楽しみにしていたウエストン碑は埋もれていたのか、いつの間にか通り過ぎてしまいました。

 橋を2つ渡ると中の瀬に出て、その先を行くとまた帝国ホテルに戻りました。ここからは来た道を戻ります。ゆっくり歩き楽しんだ上高地の散策もトンネルを抜けるとおしまいです。予定していたバスにちょうどいい時間に着きました。それぞれの思いを胸にバスに乗り込みます。またいつの日か静かに上高地を歩いてみたいと思いながら。

 寒波が襲来していて天候に不安がありましたが、3千メートルの山々に抱かれたすり鉢の中のせいか、とても穏やかな雪山の一日でした。スノーシューが初めての人にも今回の初心者向けのコースには安心しながら歩けたようです。雪山から離れていた方にも楽しんでもらえたのではないでしょうか。