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2024/07/20-21三ツ頭~権現岳

■山行日 2024年7月20日(土)~21日(日)前夜発 
■天候 初日 曇りのち雨、 2日目 晴れ 
■メンバー 3名 
■コースタイム 
初日 観音平6:00―9:10三ツ頭9:45-10:30権現岳10:50-12:00青年小屋 歩程:6時間(休憩込み)
2日目 青年小屋5:50―6:30編笠岳7:30-9:55観音平 歩程:4時間(休憩込み) 

■山行報告(リーダーI) 
 前日の金曜日の夜、新人のFさんには戸田公園駅に集合してもらい車で小淵沢に向かう。高速道路を出てすぐの所にある小淵沢道の駅で仮眠を取り翌日の山行に備えることにする。翌朝、明るくなってから観音平に向かった。小淵沢道の駅から観音平までは、車で15分程である。観音平に到着すると、すでに駐車場は満杯であった。仕方がなく一番近い路肩に車を停める事にした。(翌日下山時駐車場に到着すると、延々と路肩に停まる車が1kmほど続いていた。)

 出発時点では天気は曇りであった。晴れる事を期待し、最初の休憩ポイントのヘリポート後に向かう。ここは以前Mさんと来た事があり、その時は南アルプスの雄姿を麓から山頂まで全体を見渡す事ができた。ここは絶好のビューポイントである。Fさんにもこの景色を見せてあげたかったが、生憎天気はくずれてきておりガスに覆われていた。

 さらに三ツ頭山頂に到着した時は、雨も少し落ちてき始め、谷を挟んですぐそこの赤岳や権現の景色もゼロであった。ガスが上がる事を期待し、少しの時間粘っていたがまったく天気は好転せず、さらに寒くなってきたため縦走路を権現に向かって進む事にした。権現の山頂も真っ白であったが、山頂に刺さった剣を確認したかった為、岩を3人で登って行きここで写真を撮った。

 青年小屋に向かう途中にある難所の東ギボシ、西ギボシを通過中、雨がかなり強くなってきた。滑らないよう、落石を起こさないよう注意して進む。権現山頂から青年小屋までは1時間ちょいで到着することができた。受付を澄ましテントを設営していると天気は晴れてきた。本日の行程を顧みたところ、ギボシ通過時が一番悪天候であった事が判明。「なんでやねん!」という気持ちもあったが、まあ無事に予定通りテン場に到着しビールで乾杯できたので良しとするか!!

 夕食までは時間はたっぷりとある。自分は水を汲みに行き、その後テント内での宴会が始まった。Fさんは、山でのテント泊は20数年ぶりということで楽しそうにしている。美味しいものもたくさん出てきて、初日の夜は更けていった。

 翌朝、起床してみると天気はまあまあである。テン場から尖ったギボシがよく見える。本日は編笠岳を越えて観音平に下山をするのみである。朝食後テントを撤収し、2日目の登山がスタートした。トップはFさんにお願いした。編笠岳は、青年小屋から登ると大きな岩がゴロゴロしている岩稜帯をしばらく進む事になる。歩きにくいエリアであるが、Fさんはバランスが良く安定して歩いてくれている。全く心配はない。そういえば昨日の下山時も、難所のギボシ通過もトップで歩いてもらっていたが全く問題はなかった。これからFさんと山に行く時は、彼女にトップをお願いしよう。

 編笠の山頂に到着するとガスが上がり晴天になった。ここからは360度の眺望が広がる。素晴らしい景色だ。スマホの電波も入るので、ここで他のエリアに登山中の他のこぐまの仲間と連絡を取り合ったりした。1時間山頂にいたが飽きることはない。可憐なエーデルワイスも山頂に咲いていた。

下山は早い。編笠岳から観音平までは、途中1本を取ったが2時間半弱で下る事が出来た。帰りは、先週美濃戸の地元のおじさんに教えてもらった温泉に立ち寄り汗を流した。