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2024/03/09 都留アルプス

■山行日 2024年3月9日(土) 
■天候 晴れ 
■メンバー 14名 
■コースタイム 
都留市駅8:20-谷村発電所8:30―富士山展望台8:45―蟻山9:15―9:20円通院分岐9:30―パノラマ展望台10:00―水道橋10:15―10:25友愛の森10:35―ミツマタ群生地11:30―11:45楽山球場12:20―13:05蒼竜峡13:20-住吉神社13:30-東桂駅13:50

■山行報告(リーダーI) 
 リーダー会で毎月1回は誰でも行けるプランを出すことになり3月の当番となった。計画したのは最近整備が進む都留アルプス。地味な山域でどうかと思っていたが14名もの参加となった。都留市駅から10分ほどで登山口の谷村発電所に着く。ここからいきなりの急登で汗をかくが、登り切ったところが富士山展望台。前衛の山越しに真っ白な山頂部がくっきり見える。

 その後、昔烽火台があった蟻山、都留市街地や三つ峠方面の眺めが良いパノラマ展望台、大正時代からの歴史遺産ともいえる水道橋など見どころが次々現れる。水道橋はピーヤと呼ばれ、アーチの下で手を叩くと泣き龍になるとのこと。みんな拍手で試してみる。

都留アルプス山

 コース最高峰の都留アルプス山は気付かずに通り過ぎそうな頂だが、小さな標識があったので全員で集合写真を撮ってから先を急ぐ。前日関東地方に雪が降ったので、念のためチエーンアイゼンを持ってきたが雪は殆ど無く不用である。

 今日は久々の快晴、日差しが眩しいものの風が強くて休んでいると身体が冷えてしまう。やがてミツマタ群生地が現れるが、見頃は4月でまだ早く残念。その先で、山の中にしてはとても立派な野球場が見えてくる。登山道は球場の外周道路に接しており、そこに綺麗なトイレがあった。本当は景色の良い稜線上で昼食にしたかったが、風が強く寒いため、ここで大休止。球場の壁を風除けにコーヒーを沸かして食事を摂りながら寛ぐ。

 昼食後、再び山道を進む。北側の斜面では前日降ったと思われる雪が吹き溜まった場所もあるが足をとられるほどではない。鉄塔が建つピークを越えて地図では蒼竜峡と表示がある広場に出る。ここには四角形に配置されたベンチがあったので、輪になって昭和の時代の話題でワイワイ盛り上がる。

 本日最後の休憩後、コース最後の古城山を登る。山頂には住吉神社が建っていた。神社の階段を下るともう民家が並ぶ下界である。全体的にガイドブックのコースタイムは甘めに書かれていて半分の時間で歩けた区間もあった。駅まで1㎞の標識で確認すると13時台の電車に間に合いそう。みんな早歩きとなり電車が来る5分前に東桂駅に到着した。