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2024/01/28 霧ヶ峰

■山行日 2024年1月28日(日) 
■天候 晴のち曇り 
■メンバー 7名 
■コースタイム 
車山肩駐車場9:51-10:27車山10:53-11:22蝶々深山11:38-八島ヶ原湿原-3:22ヒュッテ御射山-13:23諏訪神社-14:07車山肩駐車場

■山行報告(リーダーT) 
21日は雪模様の天気予報だったため、1週間延期して山行を実施した。O車とT車に分乗。先に着いたO車よりLINEで「スノーシューは要らなそう」との連絡があった。着いてみると、一応全体に積雪はあるものの量はそれほど多くはないので軽アイゼンやチェーンアイゼンを着けて出発。

 半年前に来たときはニッコウキスゲが一面に咲き、ノビタキがさえずっていた場所も、今はすっかり雪に覆われている。車山までは駐車場から往復する人も多く、トレースがしっかりついている。40分弱で車山に到着。空気が澄んでいるので車山の山頂からの眺めは抜群で、八ヶ岳、富士山、南、中央、北アルプス、妙高、火打、浅間山など日本の屋根と言われる主要な山々がほとんど見渡せるような大パノラマである。

 ここで集合写真を撮り、祠でお参りしたのち、蝶々深山に向けて出発。蝶々深山は車山山頂から見ると山というより小高い丘みたいなものである。車山スキー場のコースを横切り、やや急な斜面を下った車山乗越を過ぎ、緩やかに登るとやがて蝶々深山に到着。ここまで来る登山者はほとんどいない。心配していた八島ヶ原湿原に下る道にもトレースはしっかりついていて全く問題ない。八島ヶ原湿原も鎌ヶ池を含め一面の雪原になっている。周回する木道では氷の上に雪が積もっていてアイゼンでも滑りやすくなっている。

 木道の脇の日当たりの良いテーブルのあるベンチで少しのんびり過ごしてから、駐車場に向けて歩き出す。あえて言えばヒュッテ御射山から駐車場までのちょっとした登りがこの日の山行で最もきつかった場所であった。このように霧ヶ峰はなだらかな丘が連なる山域で、天気が良ければのんびりと歩いて雪と山頂からの展望を十分に楽しめる、雪山初心者が体験するには最適な場所ではないだろうか。