Hiker Club Koguma Group | こぐまグループは東京の山岳会です。

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2023/10/21-22 こぐま祭り( 白岩渓流園)

■開催日 2023年10月21日(土)~22日(日) 
■天候 晴れ ■メンバー 10名 

■報告(リーダーT)
 今年のこぐま祭りの参加者は10名。都合が合わない人や、体調不良の人がいて昨年より参加者は少なかった。開催場所は白岩渓流園キャンプ場。名郷バス停からさらに20分ほど歩いたところであるが、比較的きれいなバンガローやトイレ、他のキャンパーとは離れた広場と、焚火ができるベンチやテーブルが備えられた屋根付きの食事場所があり、なかなか良いキャンプ場である。

 準備係はT他の3名。11:30に飯能のスーパーに集合し買い出しを終え、キャンプ場へ向かう。キャンプ場に着くと早速食事の準備を開始。メインの料理はおでんと芋煮。しかしOさんが芋煮に使うこんにゃくとゴボウを買い忘れたということなので、料理を得意としないTが買いに行くことにした。キャンプ場付近にはスーパーがないため、先ほど買い出しをしたスーパーまで行くことになった。

 結局たった300円のゴボウとこんにゃくを買うために、片道30km以上、往復2時間かけて買い物に行くことになってしまった(後で分かったのだがキャンプ場と飯能の中間地点にスーパーがあるとのこと)。

 キャンプ場に戻ったのは16時過ぎ。料理もかなり出来上がっていたため、焚火に火をつけた。しばらくすると単独で大持山へ行っていたKさん、暗くなってからお祭り当日山行の6人が到着した。

 やがて屋根のあるベンチで焚火を囲みながらの楽しい宴会が始まった。鹿児島から参加のHさんは、重いのに1升瓶の鹿児島焼酎を担いで当日山行の山に登り、差し入れてくれた。Kさんからも日本酒の差し入れがあり、酒の量は十分であった。用意したおでんや芋煮を食べ、時間を忘れいろいろ楽しく他愛もない話をし、騒いで時間を過ごす。

 かなり酔っぱらった人もいたが、他のテントやバンガローとは離れているので、少々騒いでも大丈夫である。そろそろ寝ようかと思った時にはすでに11時を過ぎていた。

 朝6時頃に明るくなり始めると、一人、二人と起きてきたので、昨日の芋煮の残りにうどんなどを入れて朝食とし、8時頃には解散。SさんとFさんは鳥首峠を越え大日堂までの翌日山行に出発、その他の人は残った酒などを分けて、車に乗り合わせて帰宅した。

 こぐま祭りのような屋外の宿泊での飲み会は、時間や周囲が気にならず会員それぞれの個性が出るため、楽しい交流の場になっていいものだ。来年もぜひ実施したい。

■山行日 2023年10月21日(土)朝発 
■天候 概ね晴れ ■メンバー 6名 
■コースタイム 
一の鳥居9:4011:20シラジクボ11:30―12:20小持山12:30―13:25大持山13:40―14:25ウノタワ14:35―15:20鳥首峠15:30―16:30白岩渓流園

■山行報告(リーダー T(E)) 
 山行に参加したくてもままならなかったりと、なかなかメンバーが決まらなかった。蓋を開けてみれば鹿児島から久々のこぐま山行のHさん、なんとか日程調整してくれたNさんとお友達Yさん(Nさんとは姉妹?)。こんな組み合わせはこれからも無いだろうと思えるバラエティーに富んだメンバーだ。

 猛暑が落ち着いて低山に人が戻り、タクシーの予約が遅れたら予約時間も遅れて、30分位遅いスタートになるも・・・ Hさんは小さなザックに食料が入りきらず外に下げ、Fさんは大切な結婚指輪を財布にしまい出発する。

 シラジクボへの分岐の先は、人も少なくも道ははっきりしていて快適に進む。シラジクボに登り詰めるころには優しい南面の武甲山が真直に見え、樹々によっては紅葉も始まっていて綺麗な山容である。小持山を過ぎると少し岩場が現れ、巻いても倒木をくぐったりと慎重になるが、雨乞岩からの絶景(都県境や信濃方面)にYさんは大満足。大持山では、このメンバーの山行がいつかまたあるように願いながら写真も撮る。

 妻坂峠との分岐からは見晴らし良く、東京を中心とした関東平野が広がっている。久々のHさんは年月経ての光景は別物だったようで、スカイツリーは特に心に刻まれたのかな。そこからの下りはきつかった。それだけにウノタ(鵜の田)ワは心地良く、しっかり座り込んでしまった。

 その後も急坂は続き、鳥首峠を過ぎほっとするころ元白岩集落にたどり着く。次第に謎のレールなど人工物が増え、おいしいものが私達を待っている白岩渓流園が見えてきた。

補足:
 お祭りで明かされたのはHさんのザックには伊佐美の一升瓶が入っていたとのこと。改めてHさん、ご苦労様でした、そしてごちそうさまでした。美味しかったよ、ぼっけもん。

■山行日 2023年10月22日(土)朝発 
■天候 晴れ ■メンバー 2名 
■コースタイム 
白岩渓流園キャンプ場8:40―8:55登山口9:00 ―9:50一本10:00― 鳥首峠―10:55ウノタワ11:05―11:50大持山12:10―12:53ウノタワ13:05―13:43鳥首峠13:53―14:51林道15:001―5:30浦山大日堂バス停

■山行報告(リーダー S) 
 このところ個人山行が多かったので久しぶりの会山行だったが、参加メンバーは1人だけだった! 朝、こぐま祭りの後片付けをしてから出発。すぐに登山口で、ここには8年くらい前まで大きな鉱業所があったが、今は土台だけしか残ってません。

 すぐに元白岩集落で、まだ3~4軒残ってました(40年くらいまでは人がいた)。ここから林の中の急坂を登って行って、鳥首峠を過ぎて「ウノタワ」へ。ここは大きな窪地になっていて、昔は池だったと言われています。そこから、また急坂を登って大持山へ。ここも林の中で展望はありませんが、手前の分岐が展望よくて、今日も東京スカイツリーまでよく見えました。

 登ってきた道を戻って鳥首峠へ。ここから大日堂への道のりは、けっこう荒れていてわかりにくく、今の地図では点線になってます。途中の元冠岩集落も、林の中にまだ2軒ほど残ってました。

 その後は、林道を歩いてバス停へ。鳥首峠からは登山者に1人も会わず、バスも我々2人しか客がいませんでした。帰りの西武線では、こぐま祭りで残った缶ビールをFさんと飲んで、いい気分になって帰路につきました。