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2023/10/14-15 高妻山

■山行日 2023年10月14日(土)~15日(日)前夜発
■天候 晴れ 
■メンバー 6名 
■コースタイム 
1日目 戸隠キャンプ場5:48-8:45一不動避難小屋8:21-9:29五地蔵山9:45-12:08高妻山12:52-14:34五地蔵山-16:51戸隠キャンプ場
2日目 撤収後、善光寺前で解散

■山行報告(リーダーT) 
 1日目に戸隠山、翌日に高妻山へ登る予定だったが、翌日が雨の予報だったので予定を変更し、1日目に高妻山に登り翌日は蕎麦を食べて温泉に入るということに変更。車2台に分乗して前夜それぞれの集合場所を出発、戸隠キャンプ場前の登山者用駐車所で車中(+テント1張)泊

 1日目の天気は晴れ。朝日が前方の戸隠山を赤く照らしている。牛が草を食む牧場を過ぎ、柵の入口から登山道に入って林の中の道を進む。周囲の木々は紅葉しており秋の深まりを感じる。大洞沢や小さな沢数か所を渡渉すると登山道は次第に傾斜を増していく。

 標高1600m付近で滝の横にある鎖場を登る。その後もいくつかの鎖場があり、最後に少し高度感がある一枚岩の鎖場のトラバースを経ると、やがて一不動避難小屋に到着。この山には小さな石仏か祠のような石があり、山頂に向けて一不動、三文殊、五地蔵、八観音などと合目の代わりに仏様の名前がついている。五地蔵山を過ぎしばらく歩くと、山頂直下の急登となる。泥と岩で滑りやすい細く窪んだ道で、浮石も多いので登るのはひと苦労だ。

 前回2015年の5月に来た時、ここは雪に覆われた急な斜面で、下るのは怖いが登るのは比較的楽だったという記憶があるが、雪がないと結構きつい。この急登の途中、多くの下る登山者とすれ違うが、その中で先に個人山行で来ていたMさん(会員)と友人に出会った。不安定な場所なので挨拶もそこそこにして、やっとのことで登りきる。

 岩尾根を少し歩いてやがて山頂に到着。天気が良く、山頂からは黒姫山が間近に、その向こうに妙高山、遠くには雪を冠した白馬岳など後立山の山々を眺めることができる。あまり広くない山頂ではあるが、特に混み合っているわけではない。

  集合写真を撮り、遅れて着いた私たち夫婦以外の4人は先に下り始める。その後、山頂で30分以上ゆっくりと周りの景色を眺めてから下山を開始。例の急登の下りは足場が悪く滑るのでなかなか大変である。前回5月に来た時、ここは一面の雪の急斜面。その時ステップが崩れて私は滑落したが、これだけ急であればそれも納得できる。

 急下降後は、やや平坦な道を歩き、やがて五地蔵山分岐に達すると、ここからは弥勒尾根を下る。しかしここもなかなかの急坂続き。しかも滑りやすい道のため大変気を遣う。そのため山頂からふもとの牧場までの約4時間の下りは結構疲れる。やっとのことで牧場に着き、キャンプ場の入口で先に下ったKさん、Fさんに合流する。キャンプ場の受付が17時までということで、他の2人は急いで先に下山したそうである。

 広々としてほとんど人のいないフリーサイトではすでに2人がテントを張っていた。夜は周りに他のテントがあまりないこともあって気兼ねすることなく騒ぐことができた。急登の途中ですれ違って先に下ったMさん(会員)と友人も加わって、鍋を囲んで酒を飲み楽しく賑やかなひとときを過ごすことができた。この日は8時頃に就寝。

 翌日は夜半過ぎから予報通りの雨。6時を過ぎ少し雨が弱まったところでテントを撤収しキャンプ場を出発。まず日帰り温泉に行き朝風呂に入る。その後善光寺前のそば屋に向かう。着いた時はまだ開店前なので、待ち時間に善光寺にさっとお参りをし、おいしいそばを食べて解散した。

 期待通り紅葉の時期に高妻山に行くことができたのは良かった。しかし高妻山は結構きつい山である。前回2015年に来た時もそうであったが、当初の計画通り1日目に戸隠山、翌日に高妻山と2座を続けて登るのはおそらく難しいのではないかと感じた。