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2023/04/29 塔ノ岳~丹沢三峰

■山行日 2023年4月29日(土)朝発 
■天候 晴れのち曇り ■メンバー 2名 
■コースタイム 
大倉8:00-8:45見晴茶屋-9:40堀山の家-10:30花立山荘10:40-11:16塔ノ岳11:25-12:30丹沢山13:10-13:50太礼ノ頭(西峰)-14:20円山木ノ頭(中峰)-14:50本間ノ頭(東峰)15:00-16:10金冷シ -16:40高畑山16:45-17:55宮ヶ瀬(三叉路)

■山行報告(リーダー K) 
 日帰りで丹沢三峰を歩きたくて、ちょっと長いコースなので少し日が延びた、まだ蛭が少ない頃を狙って計画した。宮ヶ瀬まで行くかどうか丹沢山で判断する計画だったが、先頭のFさんのちょうど良いペースのお陰で、丹沢山まで少し時間を稼いで歩き、しっかり休憩してから余裕を持って先へ進むことができた。

 塔ノ岳山頂や風の通る鞍部など風の強い所があったが、他は適度に風があって快適だった。前日から晴れが続いて乾いていたためか、心配した蛭は出なかった。長いコースを調子よく夕方まで歩いて満足した。仕事で参加できなかった方2人、残念でした。

(メンバー- F)
 丹沢三峰の山行日の天気は数日前まで傘マークが付いていたが、崩れるのが夕方以降になる方向に変わった。ゴールデンウィーク初日であるため。渋沢駅から大倉まで行くバスは満員であった。大倉バス停を降り、支度をしてから、最初の目標である塔ノ岳に向けて登り始める。

 塔ノ岳までは年1~2回程度登っているが、塔ノ岳以北まで行くのは約30年ぶりであり、さらに、丹沢山の東側の丹沢三峰は行ったことがなく、わくわくする一方、宮ケ瀬まで歩ききれるのか不安なところもある。また、宮ケ瀬から丹沢三峰の下部までヤマビルが出没するとの情報もある。

 塔ノ岳までは大勢の登山者と行き交い、すれ違いで待機することもあったが、比較的順調なペースで登り、10時30分過ぎには花立山荘前に到着した。予想より天気が崩れず、富士山も少し雲をかぶっているものの、望むことができる。

 その後も順調なペースで登り、11時20分頃に塔ノ岳山頂に到着した。山頂は大勢の登山者でごった返している。この時点でも天候が崩れておらず、富士山もよく見えた。少し休憩した後、丹沢山に向かう。塔ノ岳から丹沢山まではヤマザクラがあちこちに咲いている。この時期にサクラの花を見るとは思っていなかった 。

 今まで、ややハイペースであったためか、丹沢山へのアップダウンで足がつりかけ、少し歩行ペースを落とす。12時30分過ぎに丹沢山山頂に到着した。この時点ではまだ晴天であった。また、登山者も塔ノ岳山頂ほど多くはいなかった。到着時間が早かったため長めの休憩時間を確保することができ、山頂でドリップコーヒーを飲んだ。山頂で写真撮影を行った後、丹沢三峰に向けて出発した。

 丹沢山からの下りは、しばらくブナ林が続いた。下りの道は、昨年6月に行った牛の寝通りと雰囲気が似ている気がした。リーダーによると、このあたりのブナは檜洞丸などと比べて枯れておらず、しっかり残っているとのこと。

 しばらくして丹沢三峰の登り返しに差し掛かる。最初の西峰は大した登りでなかったが、ついに中峰の急登で足がつった。ここは、ゼリーや塩飴を摂取しつつゆっくり登った。行き会った宮ケ瀬方面から来た登山者にヤマビルがいるか尋ねたところ、いなかったとしていたが、休憩のついでに、念のため、丹沢三峰の最後の東峰(本間の頭)でスパッツを装着する 。

 東峰からはしばらく急な下りとなった。傾斜が緩んだと思ったら、今度は急な斜面のトラバースがところどころに出てきた。ほどなくして、「金冷シ」という痩せ尾根を通過した。痩せ尾根の右側には、鉄柱が立てられ、鎖もつけられている。ここから高畑山までも、急な斜面のトラバース、狭い桟道が続く。

 高畑山を越して宮ケ瀬ダム方面が見えるようになってからも、まだ下りが続く。途中、高畑山方面に行く男女数人と出会う。行き先を尋ねたところ、ナイトハイク(かもしか?)で山中湖まで行く予定とのこと。これから天候が崩れる予報が出ているため、心配になる。高畑山からの下山に結構時間がかかり(落葉が積もっていたりして)、バス発車時刻の約5分前に宮ヶ瀬三叉路のバス停に到着した。