■山行日 2023年4月1日(土)朝発
■天候 快晴(春霞) ■メンバー 9名
■コースタイム
日影バス停8:06-9:50城山10:04-10:06一丁平10:46-12:06大洞山12:18-13:17入沢山14:01-16:36高尾山口駅
■山行報告(リーダー T)
寒めの日が続いて桜は持ち、そんなぐずついたお天気は一転し、絶好の登山日和となった。ただ、珍しく休日朝からの電車遅延で2部隊となり、後発隊は次発のバスとなる。危惧したほどバスは混まず日影で下車。
車道から入るとほどなくして二リンソウが出迎えてくれる。城山に向けて目印の➄の電信柱のところで日影沢を渡渉し、しっかりした破線の道を行く。聞くところによると、十年ほど前までは心もとない道であったが、最近はトレランが多く変わったとか。確かに登山者はほとんどいないがトレランナーには時々追い越される。あちこち、様々な桜を愛でながら登る。
城山で見事なモクレンを楽しんだ先発隊と一丁平で合流する。思いのほか人も多くなく、宴会もまだまだそれほどでもない。相模湖を望んだり、写真を撮ったりして出発する。大垂水峠に向かう道はここが高尾の一部かと思うほど人はいない。セブンサミットの最高峰大洞山へは少し頑張らなければならない。ところが…ちょっと魔が差す。
もうひと頑張りというところで分岐がある。巻き道かと行くことにする。でも、南高尾が初めてというSさんは是非とも登頂したいと一人大洞山を目指す。この日はApril Fool。巻き道? は細いながらも快調であったが、だんだんやぶ漕ぎのようになり標高を下げていく。マズイ、これは赤馬に下る道ではなかろうか? 案の定、標識が出てきて、そこから大洞山へ直登となる。なんとかSさんに出迎えてもらい、先へ進む。
入沢山の「天空のレストラン」で、城山、高尾山を眺めながら一服。このルートはきつくはないが、ともかく長い。予定以上の体力消耗もした。しかし、ひたひたと近づいてくるスーパーシニアの挑戦に、誰も弱音を吐けなくなる。歩ききれなかったときに降りるルートは数多あったが、終盤寡黙になりながらも、笑顔で高尾山口駅に着くことができた。
出来ることを、出来ないこととしてはいけないと思う日であった。