Hiker Club Koguma Group | こぐまグループは東京の山岳会です。

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2023/01/14 新年山行 陣馬山集中

■山行日 2023年1月14(土)朝発 
■天候 曇り一時雨 ■メンバー Aコース 11名、Bコース 3名、Dコース 1名
※悪天の予報のためCコース(北高尾山稜 短縮コース)はAコースに合流 


■コースタイム 
小仏8:45-9:40小下沢分岐9:50―10:05景信山10:10―白沢峠10:40―底沢峠11:15―11:25明王峠11:35―奈良子峠11:45-12:20陣馬山13:05-14:10陣馬高原下バス停 

■山行報告(リーダー I) 
 天気予報が数日前からあまり良くない。決行か中止か相当迷ったが、前日には一旦☂マークが取れたので実施を決定し各メンバーに伝える。しかし当日の朝の天気予報では再び10時頃から雨模様だと。今から中止に出来ないので、何とかもってくれることを期待しつつ集合場所の高尾駅に向かう。

 本日の山行には、昨年5月の集会に見学で来てくれたHさんが8か月の間を経て初めて体験参加、集合場所には1番乗りで待っていた。高校時代ワンゲル部だったそうで、我が会としては年も若く、もし入会していただけたら期待の大型新人になりそう。今日は十分に楽しんでほしい。やがて徐々にメンバーが集まってきて、8時12分発の小仏行バスに全員乗車して出発。

 当初CコースとしていたTさん組は、悪天予想のため急遽我がAコースに合流することとなり、総勢11名である。小仏から舗装路を10分ほど歩くと登山口。1列になってまずは景信山を目指す。歩き出した頃は太陽も顔を出し、結構いい天気じゃないのと期待が高まる。急坂をジグザグに高度を上げていくとやがて開けた尾根道に。その後は傾斜もなだらかになって最初の1本で小下沢方面との分岐である稜線に飛び出した。

 ここからはメインルートで人も多くなりそうなので、“そこそこ健脚組”と“まあまあ健脚組”の2チームに分かれて進むことにした。10分ほどで茶屋がある景信山頂。山名表示板を入れて記念写真を撮る。ここは北東方面が開け、狭山丘陵や西武ドームが望めた。

 景信山から陣馬山方面に稜線を下ると、ところどころ泥濘が現れる。靴底がダンゴになって歩きにくい。滑って汚れないよう注意して進む。すると、急に天気が崩れてきてポツポツと雨が降り出した。こんな時だけ天気予報の正確なこと。みんな久々の雨具を付けて先に進む。その時、高尾駅を6時半に発って北高尾山稜を歩いているはずの健脚Bコースから、「今、堂所山です。」とのメールが入る。えっ、私らはまだ堂所山の30分くらい手前なんですけど。今朝、リーダーのOさんに、「陣馬山頂で悪天候なら、Bコースの到着を待たずに下山します。」とメールしたことが何だか恥ずかしい。おみそれいたしました。

 そこからは雨で見晴らしも悪くなったので、迷わず巻き道を選択して先を急ぐ。明王峠で小休止の後、奈良子峠を過ぎ陣馬山頂への登りに差し掛かったところで、「Bコース陣馬山頂に着いた」とメールが届く。「こちらはあと20分」と返信する。雨はさほどでないものの風が強くなり気温が急に下がってきた。そこから最後のひと登りで、いつもと違って人もまばらな陣馬山に到着。

 Bコースの3人とDコースの会長は、既に茶屋の軒下を借りて寛いでいた。茶屋の敷地内なので、今日はコーヒータイムは諦めて会長が担ぎ上げてくれたお神酒で乾杯。「今年1年安全で楽しく登山ができますように!」 

※体験参加のHさんは、「お酒は結構飲めます。」、「酔っぱらって失敗したこともあったような。」とのことで、まさにこぐまの体質にピッタリ適合です。寒いためあまり長居することも出来ず、山頂で集合写真を撮った後、2時半のバスに間に合うように下山開始。15人の長い列となって1時間ほど沢沿いの急坂を下り、無事陣馬高原下バス停に到着した。

※山行中、Hさんに、「せっかくだから、今日は下山するまでに14人全員の名前を覚えよう」と言ったのですが、また余計なことを口走ってプレッシャーをかけてしまったかと反省。しかし、陣馬高原バス停では、見事全員の名前を完璧に言えました。一日で我が会にすっかり馴染んでいただいたHさん、ぜひ入会してください!


■コースタイム 
JR高尾駅6:30-7:00 ハイキングコース入口-8:05富士見台―9:15杉の丸-10:30堂所山-11:00明王峠-11:50陣馬山(歩程:5時間20分) ※以降はAコースと合流 

■山行報告(メンバー I(A) ) 
 集合時間を30分早めてもらい、6時半に高尾駅を出発。リーダーOさんを先頭に歩き出す。集中時間に少しでも早く着くように速め速めのペースで、登山口へ。登山道は、Oさん曰く、以前よりずっと良くなっているらしく、数少ないすれ違う人はほとんどがトレランの人。

 道は小さなこぶの繰り返しで、メインの登山道と違って巻き道が無いので、アップダウンの連続となる。でも、小さなこぶなので、嫌になる前に急登が終わり、平坦か下りで一息ついて、息を整えながら歩く。久しぶりのハイペースで登りはついていくのに必死。下りは、Oさんが跳ぶように舞うようにルンルンと下りて行くのに、離されないように転ばないように真剣にこぐま下りで下りる。

 お天気は時々日が差して、ちょっと天気予報が外れる期待をしたが、堂所山の手前で雨粒を感じてしまう。堂所山の到着時間は、Oさんの期待値の11時より30分早く着いてほっとする。これで、本隊(Aコース)を待たせなくて済みそうだ。こぐまLINEに到着を知らせて明王峠へ。LINEの反応はDコースの会長のみ。本隊はもう山頂? それとも、まだなのか? とりあえず明王峠で待ってみることに。すぐに御神酒を持った会長が到着。御神酒と合流できてよかった。

 明王峠で20ほど待って山頂へ。本隊は、やはりいなくて、雨も降ってきたので茶屋で休憩。Oさんは熱燗、主人と会長はビール、私は日本酒入りの甘酒、あったまる! 30分待って、やっと本隊到着!


■コースタイム 
相模湖駅9:00-11:00明王峠―12:00陣馬山 ※以降はAコースと合流 

■山行報告(リーダー T) お神酒を担いでいざ陣馬山へ。 
  陣馬山には何回か行ったことがあるので、今回は普段登らないコースとして相模湖駅から明王峠に登るコースを選んだ。相模湖駅から寺の境内を通って登山口に入るのだが、境内の手前にそれらしい道があったため、最初にそちらに進んでしまい15分ほどウロウロ迷ってしまった。もっと分かりやすく看板を出してほしいところだ。

 登山口から15分ほどは急登だったがそれ以降はなだらかな道になり、とても歩きやすい。人の少ない道のため時々立ち止まり、木々の音を静かに聞く。さて明王峠まであと1時間というところでパラパラと雨が。本格的に降るのか分からないが来た道を引き返そうか迷っていたところ、LINEの伝言板にBコースのI(A)さんから「明王峠に11時に着く」という連絡が入っていたので、一旦Bコースに合流しようと思い、明王峠に進む。11時に明王峠に着き、BコースのOさん、I(H)さん夫婦と合流。明王峠の小屋は改築・改修中の様子。

 Aコースのメンバーが来ないので、先に陣馬山に行ったのかもしれないと判断して、皆で陣馬山に向かった。久しぶりに陣馬山への道を歩くが、やはり人気のコース! とてもなだらかでハイキングという感じがする。陣馬山に到着するが、残念ながらAコースのメンバーは居らず! 小屋で風を避けて暖を取りながらAコースを待つことにした。Oさんは熱燗、I(A)さんは甘酒、I(H)さんと自分はビールを注文した。

 Aコースのメンバーが到着してみんなで小屋でワイワイ。甘酒頼んだり、お汁粉頼んだり、賑やかだった。皆が揃ったのでお神酒を頂こうと思い紙コップを配っていると、I(H)さんがお神酒のビンの蓋を開封していた。毎年会長が開封していたのに。。。!!

 体験山行のHさんも参加されており、山行を楽しまれた様子でよかった。今年も賑やかなこぐまになりそうだ。


 長らくお待たせいたしました。1月14日(日)、Hiker Clubこぐまグループ、初めての新年山行に参加させていただきました。お天気の具合は、最初は調子よく、午後は天からの涙を頂戴いたしました。そんな中、Iリーダーを始め、皆様から多大なご厚情いただき、山々の景色も相まって、楽しい山行となりました。

 一人で登るより、ずっーと楽しい。とても感謝しております。ありがとうございました。最後に、パスタとスパゲティー論争はどうなりますでしょうか、とても気になるところでございます。今後とも、拙い小生でございますが、何卒、宜しくお願い致します。