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2022/04/02西丹沢 畦ヶ丸集中

■山行日 2022年4月2日(土)朝発 
■天候 晴れ ■参加者 15名

 ミツマタの花に期待して畦ヶ丸を計画したが、ちょっと集合が早いという声があり、それなら一本後のバスで入る逆コースも足の揃ったメンバー向けに出そうということになった。さらに道志側から入るコースも加わって、3方向から登る集中山行となった。

 追加になった2つのコースは、どちらもほぼコースタイム通りに歩いて畦ヶ丸に13時到着という計画だったが、結果は各コースとも順調で、予定時刻の10分前までに畦ヶ丸に到着して楽しい集中の時間を過ごすことができた。

 もう盛りを過ぎているかもと心配だったミツマタの花は、中腹あたりで見頃の黄色い花が斜面に広がる景色が見られ(①コース登り)、また畦ヶ丸の山頂付近では数日前の冷たい雨の日に降った雪が被っていて得した気分であった。

■山行日 2022年4月2日(土)朝発 
■天候 晴れ ■メンバー 5名
■コースタイム 
大滝橋9:05一10:30軒家避難小屋10:40-11:25大滝峠上11:35-15:20畦ヶ丸避難小屋12:30-12:35畦が丸13:30-14:10善六のタワ-15:05権現山分岐-15:31西丹沢ビジターセンター

■山行報告(リーダー K) 
 朝早い集合だったが無事全員そろって、新松田駅前からのバスは満員で発車。ミツマタの山の時期で混んでいたようで、途中で半分以上が降りて行った。①コースは急がないコースなので、大滝橋でゆっくり身支度、腹ごしらえしてからAさんをトップに出発。ちょっと寒くて、後で温度調節することにして着込んだまま歩き出す。

 沢沿いの道を30分ほど歩いた頃から、足元の沢の石ころの中にミツマタの花があちらこちらに見える。この時は上から見ていたので白っぽくて地味な形に見えたのに、一軒家避難小屋を越えて河原状の開けたところで一面に群生しているミツマタの木の中を歩くと、近くで見上げる花が明るい黄色で、小さな花が下向きに丸く集まって咲いているのがわかる。みんな思い思いに眺めて写真を撮った。

 そこから沢を離れてしばらく頑張ると尾根に出て、上の方は新しい雪が少し被っていた。数日前の冷たい雨の日に雪が降ったようだ。頂上直下の避難小屋の手前に、道が大きく崩れて砂状の斜面になった上端を通る箇所があった。ロープが張られていて通行は問題なし。建て替えられたばかりの畦ヶ丸避難小屋は窓が大きくて展望台のようだった。(小屋の中も向こう側の景色も見える) きれいな小屋の中でしばらく休憩したが、他のコースに先を越されないよう程々に切り上げた。

 畦ヶ丸には集中時間(13時)より20分以上早く到着。お湯を沸かしているうちに②コースが到着、続いて③コースも到着して、予定より10分早く集中タイムとなった。コーヒーを頂きながら各コースの報告を聞いたり集合写真を撮ったりしてあっという間に30分経ち、軽快組の②コースは、1本早いバスに間に合いそうと予定より10分早く下山開始した。①コース、③コースは予定通り13時半に下山開始。

 我々①コースは、バス停近くのキャンプ場で缶ビールを調達して乾杯してから17時のバスに乗るつもりで、ゆっくり歩き出した。しばらくして、どうもコースタイムより若干早く歩いているので、「こっちも1本早いバスに普通に間に合いそう」ということになり、普通に歩いてビールはお預けにした。下りのコースは後半の沢沿いの道も特に時間のかかる荒れた箇所はなく、普通に休憩も入れて余裕で15:40のバスに間に合った。

■山行日 2022年4月2日(土)朝発 
■天候 晴れ ■メンバー 4名
■コースタイム 
9:45西丹沢バス停9:55-11:10一休み11:20-11:50善六のタワ-12:38畦ヶ丸13:20-14:28一軒家避難小屋14:35-15:25大滝バス停15:48

■山行報告(リーダー T(S) ) 
春がはじまりを感じる4月早々の山行。
黄色い花をつけたミツマタが群生している。
上方からみると頼りないくすんだ黄色だが下から見ると明るい黄色で特徴的。
谷と沢沿いを歩き続け途中から尾根に出る。
尾根に出ると残雪があることに気づく。
遠きに見える丹沢山は真っ白だ。
頂上で、他グループとコーヒーを飲む。
帰りのバスの本数が少ないので、下山は急いだ。
バスに間に合い一安心。

■メンバー K(M) 
 畦ヶ丸山は、初めてで、ミツマタの花を見られるのを楽しみに参加した。早速バス停の所すぐにあった! えー今日のお楽しみは、もう終わり?? と心配したが、その先も、下山も黄色ボンボンの花は、咲いていた。ボンボンアーチをくぐり、 甘い匂いをたっぷり嗅いだ 。

 沢沿いを、登って行くと途中で、じっと地面を見ているお姉さんから、ハナネコノメソウが、咲いていると教えてもらう。写真では、拡大して撮っているが、小さな爪の先位の花が咲いている。
なんとも可愛い。

ハナネコノメソウ

 登るとだんだん雪が出てきた。上から、時折氷のかけらが落ちてきたり、木の片面だけ雪が付いていたりと、楽しみながら山頂を目指した。

■山行日 2022年4月2日(土)朝発 
■天候 晴れ ■メンバー 6名
■コースタイム 
道の駅どうし8:40-9:45鳥の胸山9:55―10:45浦安峠11:00―11:30大界木山11:40-12:10モロクボ沢の頭12:20-12:50畦ヶ丸

■山行報告(リーダー I(W) ) 
 いつか交通不便な道志側から登って西丹沢を歩きたいと思っていたら、土曜日に限り橋本駅から3本バスを乗り継げば道志に至るルートを発見。Kさん企画の集中プランに加えてもらう。早朝6時、橋本駅にホテル前泊のI(H)さんと私、京王線の始発で間に合うMさんの3名が集合し三ヶ木行きのバスに乗る。あまりに集合時間が早いので、これ以上メンバーは増えないと思っていたが、T夫妻とI(A)さんが車で道志に入ることとなり総勢6名パーティとなる。

 橋本駅では大勢いた登山者も途中で次々降りていき、道の駅どうし(中山バス停)まで残ったのは我々3人だけ。今日は静かな山歩きが楽しめそうだ。車組からは、「着いたら先に歩き出します。」とのメールを貰ったが、遅い車の渋滞に巻き込まれたとかで結局最初から6人一緒になった。

 先頭をMさんにお願いして、まずは鳥の胸山を目指す。本日の集中時刻13時までに着くには昭文社地図のコースタイムどおりに歩かなくてはならない。そのことが頭にあるせいか、Mさんのペースがとても速い。これはもしや付いていけないのではと心配になる。T(H)さんの登山アプリでは140%ペースと出ているらしい。それなのに1本目の休憩時、Mさんは、「正月山行以来で足が思うように動かない、集中時間に間に合わなかったらどうしよう」だって。 「ひぇー、十分に間に合います。普通のペースでいいです。」

 鳥の胸山にはコースタイムを大幅に短縮して到着。山頂からは丹沢、富士周辺の山々のほか奥多摩から奥秩父にかけての稜線、中でも雪を被った五丈岩の金峰山がくっきり望める。ここでLから参加していただいたメンバーに感謝を込めてKFCの胸肉をプレゼント。今山行における私の密かな目標であった、「鳥の胸山で鳥の胸肉を食らう」というベタな課題をクリアーした。

 山頂から雑木のノ頭への下りは相当の激坂。道志に戻るループの道を右に見送って浦安峠に向かう。ここには道志の湯からの林道が延びていた。

 峠から甲相国境稜線に登り直す道は、昭文社地図では破線になっていて“ヤブ”の表示。道悪を覚悟していたが、実際には歩き難いことなどない普通の登山道であった。国境稜線に出るとさすがに人とすれ違うようになる。ペースは依然順調で、細かなアップダウンが続くものの開けた尾根道は快適である。丹沢の山々を正面に、雪解けの泥道に足を滑らせないよう慎重に進む。

 大界木山、モロクボ沢の頭と通過して、非常に綺麗な畦ヶ丸避難小屋に着くと山頂はもう目の前、風に乗って賑やかな歓声が聞こえて来る。あれは間違いなくこぐまの集団だろう。そこから最後のひと登りで既にみんな寛いでいる畦ヶ丸山頂に到着した。集中予定時刻の10分前。先着組が沸かしてくれたお湯をいただき早速コーヒータイムとする。やはりいつだってこぐまの集中山行は楽しい。

■山行日 2022年4月2日(土)朝発 
■天候 晴れ ■メンバー 5名
■コースタイム 
畦ヶ丸12:28-13:31畦ヶ丸避難小屋13:35-13:46モロクボ沢の頭-14:34大界木山14:39-14:57城ヶ尾峠-16:23道の駅どうし

■山行報告(リーダー T(H) ) 
 3コースに参加したいが、朝早い集合時刻には間に合わないということで、南与野駅でI(A)さんを乗せて車で直接登山口である道の駅どうしに行くことにした。道の駅に着いたのは③コースのバスが着くおよそ10分前。3コースの登りのコースタイムは他のコースと比べて長いので、念のため先に歩き始めた。しかし道を間違え、分岐に戻ったところで、3コースのI(W)さん、I(H)さん、Mさんと合流。結局ほとんど最初から6人で歩くことになった。(以下、畦ヶ丸までの登りは③コース(登り)の報告を参照のこと)

 登るとき道には結構雪が残っていたが、この日は暖かかったため下るときには雪は解け、一部道も乾いている。また登るときには大界木山から畦ヶ丸まではアップダウンがあって結構疲れる道だったので覚悟はしていたが、なぜか下りではそれほど気にならず、早いペースで快適に歩けた。ただ所々溶けかかった雪の下に落ち葉があり、とても滑りやすく、登山靴ではなかったというI(H))さんがよく滑って転んでいた。

 城ヶ尾峠からの下りでは一か所急斜面のトラバースでロープはあるが崩れやすい危険個所があるということで予め注意をしていた。実際に行ってみるとロープのある場所は連続で三か所。確かに崩れやすい目の粗い砂に細い踏み跡がついているという状態で、ロープがないと滑り落ちる危険がある。ただこの日は砂が湿って固まっており、比較的良い条件だった。砂が乾燥していればもっと崩れやすかっただろう。

 ここを過ぎると道は広くなり、やがて林道に出る。ここからは1時間弱の林道歩き。とても広い道志の森キャンプ場(2年半ほど前に小学3年生が行方不明になった例のキャンプ場です)を道に迷いながら横切り、道の駅どうしに到着。車でMさんを高尾山口駅、I夫婦を南与野駅で下ろして帰宅した。