Hiker Club Koguma Group | こぐまグループは東京の山岳会です。

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2021/10/08-10 八幡平、岩木山、七時雨山

■山行日 2021年10月8日~10日(金-日)朝発 
■天候 晴れ、晴れ、霧雨 ■メンバー 3名 
■コース 
10/8 盛岡駅―八幡平―古遠部温泉 
10/9 古遠部温泉―岩木山―七時雨山荘 
10/10 七時雨山荘―七時雨山―盛岡駅 解散 

■山行報告(リーダー T) 

●10月8日(金)、前日の地震で揺れた初日 
 元々Hさんがリーダーの予定だったが、家の都合で不参加になり、急遽Tがリーダーになった。レンタカー利用のため、運転も久しぶりにやることに。宿やの詳細やコース詳細を十分に確認できていなかったのであわてて確認。山行前夜には千葉県の地震で東京も大きく揺れて、ちょっと不吉な感じ。。。

 やはり、予感はあたった。地震の影響で電車状況が乱れてMさんとOさんが予定の新幹線に間に合わず。二人は1時間遅れで盛岡駅に来ることになった。Tは予定通りに盛岡到着のため二人が来るまで盛岡駅周辺をぶらつく。近くに雫石川が流れている。数年前に近くの花巻駅に行ったことがあり、川の風景が似ていることもあり当時のことを思い出していた。

 ふたりが到着して、早々にお昼を食べることにした。東北山行の目的の一つにはグルメがある。盛岡は麺が有名。まずはじゃじゃ麺をいただく! 駅構内の有名店 白龍(ぱいろん)で注文。小中大とあり、小でもそれなりの量。女性陣は小を注文したが、なかなか苦しそうだ。締めとしてじゃじゃ麺の器に溶き卵スープを入れる(これを「ちいたんたん」という)。ボリュームのある食事だった。

 レンタカーを借りて、八幡平に向かう。既に11:30。天気は曇りだが、じょじょに晴れそうな雰囲気。期待大。八幡平への登坂は紅葉真っ最中でとても綺麗だった。左右を紅葉の木々が流れ行く中でストレートに伸びる道路を運転するのは気持ちがいい。八幡平頂上手前のレストハウスまで車で登り、そこから頂上までは1時間ほどのハイキング。八幡沼を周遊していく。

 頂上は紅葉が終わりかけのようで、茶色の勢いが強い。でも天気も良く遠くは滑らかに紅葉している。この紅葉は以前O(K)さんリーダーで行った平ヶ岳の紅葉に似ていると話をしたら、Mさんは沢経由で平ヶ岳に行ったらしく、その話をしたらOさんが遭難沙汰になった過去の沢登りの話をして盛り上がった。

 下山して、今日の宿泊地 古遠部温泉に向かう。Hさんおすすめのお宿らしい。宿に到着すると気の強そうな女将がお出迎え。部屋に案内される直前に鍵をもらうのだが、しばし女将が私たち三人を品定めするような目つきで見ている。なんだ???と思ったら、Oさん松、Mさん:竹、T:梅(←松竹梅がそれぞれ部屋の名前)の部屋の鍵を渡された。三人の力関係を確認していたようだ。これが東北流かと驚いた。

 さて、温泉は源泉かけ流しで、湯をかぐと金属(銅)のにおい。シンプルな浴室だが雰囲気があって好ましい。寝湯をするスペースもあり、この寝湯が最高に気持ちよい。ついうとうと寝てしまいそうになる。時間があれば寝て過ごしたいが今回の山行では寝る時間がなく残念だった(女将からは長時間寝るなと言われたので、油断すると女将が入ってきそうでその意味でも寝られなかった)。鮎や山菜の夕食をいただき就寝。

●10月9日(土)、ハエとおぼっちゃま会長の話
 岩木山に向かう。地図で見ると上まで行くスカイラインが大腸のようになっていて運転者としては辟易する気分。それでも岩木山を遠くから眺めると、山がグラデーションをもって紅葉していて気分はよい。リンゴの成った木が走る車から見えるのも青森ならでは。スカイラインに入っても紅葉の中で運転するのでさほど辛くなかった。

 8合目からハイキング開始。一般観光客はリフトで9合目まで行くようだ。登れば早々に海や津軽平野が一望できる。北海道も見えている。さすが信仰の山だけのことはあり、すばらしい眺めだ。9合目につくと一般観光客に合流するので人が多い。外国人もいる。4歳程度の子供も元気に登っている。9合目から30分ほどで登頂。北海道が見える。天気も穏やかで最高の登頂日和。昨日女将にもらったリンゴと駅で購入したコッペパンをお昼に食べる。昭和レトロで雰囲気いい食事だなと思って、Mさんに話したらあまり共感してくれなかった。残念。昼寝をしてから下山する。

 9合目までおりたらOさんからリフトでの下山を提案されたので、全員一致でリフトにGO。片道700円。リフトからのんびり眺める風景もまた良かった。下山後、道の駅でリンゴとナシを購入。ついでにトウモロコシも買ってみた。どうやら青森ではトウモロコシは有名らしく道端の直売場もあった。Mさんが買ったトウモロコシをもらう。おいしいトウモロコシだった。歯に挟まるが。今日のお宿 七時雨山荘に向かう。

 七時雨山の麓にある七時雨山荘。牧場の中にある(ただし、この時ウシや馬はいなかった)。早々に夕食。離れのカフェ兼食堂に向かう。既に火の入った暖炉があり、暖かい。芋煮汁やタラ、牛肉そしておいしい白米を食べる。おいしいご飯だった。しかし、当然ながら自然が近いため虫も多い。ハエが食事中に寄ってくると、Mさんが手でハエを払う。どうしても気になるのかMさんはハエを目で追いかける。

M 「ハエが多いですね!2~3匹いるようですよ」
T 「え?そんなにいますか。1匹じゃないですかねぇ。。」
M 「いえ、1匹以上いますよ! だって、ほら!Oさんの肩にも止まっていますよ!」
T、O 「え?」

 じっとOさんの着ている白いスウェットの肩を見る。黒い米粒のようなものがある。でも、それは、、、、、、ボタンの裏止めの糸だった。一瞬沈黙ののち、皆大笑い。でも、そう見ると、Oさんは両肩にハエを一匹ずつ従えているようにも見える。両肩にハエを従える女、Oさん。さすが前夜に松の部屋を取ったことはある。

 食事後、浴場に行こうと思い、バスタオルを探すが部屋にも浴室にも見つからず。おかしいなと思い、フロントで宿の人に聞くと通常は置いていないらしいが貸すことはできるらしい。この時酔っていた僕は、遠慮が無くなっていたのでバスタオルのレンタルをお願いした。バスタオルを待っている間、Mさんと出くわす。バスタオルのことを話すと、

M 「普通、こういうところは(小さい)タオルで済ませるか、自分でもってくるもんですよ。バスタオルを欲しがるなんてTさんはおぼっちゃまなんですね」

 なんと、、こぐまグループ代表はおぼっちゃまだったのだ。確かにここを山小屋と思えばバスタオルを借りるなんてあり得ない!最近山小屋に泊まっていなかったので、おぼっちゃま気質になっていたのかもしれない。結局、バスタオルはレンタルせず、手元のタオルで入浴を済ませたのだった。就寝後、夜中に女性部屋でドタバタしていた。カメムシが数匹でたらしい。山小屋ならあり得るなと思った。

●10月10日(日)、でも、あなたはお嬢様
 天気は霧。午後は雨かもしれない。それでも折角だし七時雨山に行こうと朝食時に三人で話す。朝食をとる途中、Mさんが宿の人に七時雨山の地図付きパンフレットがあるか聞いている。Mさんのスマホには何かしらで仕入れた地図があるが、宿にも地図があるか確認したいらしい。しかしどうやら宿には置いていないらしい。食堂を出たのちMさんがすこし不満げ。それを見たOさんが言う。

O 「宿にそこまで望むのは贅沢だ」
M 「そうですかねぇ、、」

 二人の後ろを歩くTの脳内(ぼくはおぼっちゃまだけど、Mさんはお嬢様なのか) 二人の後ろでぼくはにやにやしながら、そんなことを思った。

 七時雨山は霧の中だった。登りは1時間半程度かけて頂上(北峰)に到達。晴れていればそれなりの眺めだったろうが生憎何も見えず。1時間ほどで早々に降りて山荘のカフェでコーヒーを飲んで温まる。宿の人に聞くと、ここは家族経営で毎年11月までの営業らしい。以前は祖父や祖母もいたが今は家族が減り、大変のようだ。まだまだ続いてほしいものだ。

 山荘をあとにして盛岡駅に向かう。打ち上げ・反省会は焼肉・冷麺!!すごく高級店・有名な盛楼閣に向かう。高級店はビールも一味違った。おいしかった。焼肉もおいしい。冷麺もおいしい。さすが東北、なんでもおいしい!。ってな感じで帰途につく。

 山登りの時間は少なかったが、温泉や食事を十分に楽しめて充実した東北山行だった。今度はHさんも一緒に行きましょう!