■山行日 2021年7月30日(金)~8月2日(月)午後発 三泊四日
■天候 月山 晴れ 焼石岳 雨 ■メンバー 2名
■山行報告(リーダー O)
埼玉県で緊急事態宣言が出る前にと立てた計画。一日はかぶってしまったが、休みをもらってしまったし、宿も予約してしまった。…で出かけた。一番の目的は焼石岳のお花畑。ついでに昔の牧草地でイチゴを摘む、だった。が、行きがけの駄賃にと月山でまだ歩いたことのない弥陀ヶ原からのコースを少しのぞいてみようと、まず羽黒山を目指す。月山高原ラインを走っているうちに日が暮れた。
7/31 月山
八合目の大きな駐車場には車が数台。日中は大雷雨だったとかで、あちこちで水の音がする。すっかり上がって夕景から綺麗な星空になった。鶴岡の夜景もきれいだ。涼しくてよく眠れた。
朝、駐車場より少し登ったところで朝日を迎える。北にオレンジの光を受けて鳥海山が浮かぶ。手前、弥陀ヶ原の池塘群が白く光る。最初のうち、昨日の雨に濡れた木道が滑ったが、すぐ歩きよい道になる。途中小鳥が目の前に現れ、ちっとも逃げずに前を歩く。写真に撮ったりしながら追いかけて歩いているうちにお花畑があらわれた。今度は花。あれが咲いている、これが咲いていると夢中で花を撮りながら歩いていたら、もう山頂近くに来ていた。山登りとしてはとても楽なコースだ。
山頂ではヘリが荷物を運んでいるので、身を低くして待っていてくれと言う。神社を直す資材を上げているそうだ。下山するまで何回も何回も往復していた。さて神社へまわる。神官も上がっており、不信心な私だがコロナの折でもあるのでお祓いをしてもらい、お守りも買った。初めて気が付いたのだが、神社の北側に一般登山客用のピークがあり、神社に用のない人はそちらに登っているようだ。でも皆さん神社に寄っても山頂に登る人は半分くらいだろうか。
さてまたのんびり下る。ようやくたくさんの人が登って来る。白装束の人も上がって来るが、足元は登山靴だ。一人だけ地下足袋の人がいたが、たぶん先達だろう。時間があるので湿原の方へ回ってみる。沢山の池塘のまわりにキンコウカが真っ盛りだ。黄色の絨毯のよう。木道がきれいに整備されているにも関わらず、ほとんど人がいない。貸し切り状態で一周(1時間)したが、駐車場に近いのにもったいないくらいだ。大部分の人は山頂を目指しているんだろうね。駐車場に戻ると車で一杯になっていた。ただ団体大型用のスペースには全く停まっていなかった。もっとゆっくりしても良かったが、このあたりの距離感がないので次の登山口東成瀬村に向かった。
焼石岳成瀬側三合目の駐車場はトイレが遠すぎてカミさんに大不興。仕方なく昔、春の合宿で何回も泊まったつぶ沼に移動する。こちら側31日は大雷雨だったとかで、どこもかしこも水が流れている。とりあえず、沼のトイレのすぐ近くで車中泊とする。
8/1 焼石岳
朝方まで雨。小降りになったのでとりあえず、一番短い中沼コースへと登山口へ向かう。長い林道だが、駐車場は以外と広くトイレもある。水っぽい道なので、しっかりスパッツ雨具をつけて歩くが、沢の中を歩くような所が多く、あっという間に靴の中まで濡れてしまった。雨はとりあえず止んでいるが、蒸し暑い。花が多いのが救いだ。銀明水で追い付いてきた小屋周りを整備するという人は長靴だった。正解だろう。うらやましいくらいだ。
小屋付近熊出没注意と張り紙があったが、小屋から少し登ったあたりで突然左のヤブが揺れ、すごい勢いで遠ざかっていった。その迫力からみて熊だろう。びっくりした。最近の私は熊鈴をつけているのですよ! ムシムシする急坂を登っていたら前方から白い霧(雨?)がきた。視界は悪くなるがミストがきたと喜ぶくらい。姥石平近くは霧の中。山頂はあきらめ東焼石方面のお花畑へ回る。花はとても綺麗で近いが、いかんせん霧が濃くてよい写真は撮れない。腹ごしらえだけして下りにかかった。銀明水の小屋のまわりでは地元の人たちが大勢整備に携わっていた。
またまた川のようになった道を下る。最後の一本で土砂降りとなり、車に乗り込むのに着替えや何やらで苦労した。宿は東成瀬に取っていたので戻り、まだ時間が早いので横手市のまんが美術館を見て外へ。一時やんでいた雨がまた土砂降りになり、車に戻れないくらい。どうせこれから風呂に入れると走って車に戻って宿に着いた。
翌日は良い天気の中帰るのみ。昨日この天気だったらなぁとボヤキながら車を運転した。