■山行日 2020年10月18(日)朝発
■天候 曇り ■メンバー 2名
■コースタイム
武尊神社駐車場7:25-8:06分岐-9:08手小屋沢避難小屋-10:56武尊山11:31-
12:41剣が峰12:53-15:00分岐-15:39駐車場
■山行報告(リーダー T)
17日の予定であったが、天気が悪いので次の日に変更。17日であればAさんとT(S)さんも行く予定であったが、18日は都合が悪いということで、結局妻と2人で行くことになった。武尊神社駐車場に着くと既に多くの人たちが支度をしている。中にはチワワだろうか、小さな犬を連れている人もいる。以前は武尊川のさらに上流に駐車場があったが、今はここで通行止めになっている。
周回ルートで行く人が多いようで、分岐から武尊山→剣が峰の右回りルートと左回りルートに分かれる。僕たちは右回りルートを行くことにした。樹林帯をしばらく行き手小屋沢避難小屋あたりから視界が広がり、所々紅葉しているのが見える。昨日が雨だったため、道はところどころぬかるんでいて滑りやすい。
標高1900mあたりから鎖場が始まる。鎖場は4、5か所あるが、さほど難しい場所ではなく結構楽しめる。昨日は雪も降っていたようでこのあたりから地面はうっすら雪が残っており、左手向こうに見える尾根も雪化粧している。
やや急な坂を上ると武尊山に到着。曇りとはいえ、雲が高いので、至仏岳、燧岳や越後三山が見渡せた。駐車場で見たチワワも既に到着していた。よくあの岩場を登ってきたなとよく見ると、妻曰く「筋骨隆々」のチワワで、さすがである。近くでは少し太めだがこれも筋骨隆々のお兄さんがタンクトップ姿で、山もりの肉をコンロで炒めて食べていた。少し話をしたところ、頂上は5℃くらいだが、これでも全然寒くないそうです。
しばらく休憩してから剣が峰に向かう。剣が峰の尖った山頂と、水上の町がよく見える眺めの良い草原を下り、また登りになる道だが、点在する紅葉がとても美しい。剣が峰の分岐からやや急な岩場を登りきると片側断崖絶壁の剣が峰の狭いピークに到着。ここには2年前の冬に川場スキー場のゴンドラ頂上から武尊山を目指してきたところだが、ホワイトアウトのため、ここで断念した場所だ。その時少し見えた雪原の向こうの壁のような尾根の景色が思い起こされた。今は和やかな紅葉の尾根である。
剣が峰を後にし、駐車場へ下る。ここの下りは急なうえ、泥のためとても滑りやすい。慎重に下っていく。慎重とはいえ、僕たちは若い人のグループをどんどん追い抜いていく。登りは体力で若い人にかなわないが、そこは年季の入ったベテランで、下りは要領を得たものだと自画自賛。
武尊山神社から裏見の滝も見てこようかと考えたが、残念ながら台風で道は通行止め。駐車場に着くとほとんど同じ時間に出発した隣の人も、ほとんど同じ時間に到着。彼らは左回りルートで行ったそうだ。
秋の一日、少々疲れたが紅葉を十分楽しめた山行でした。