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2020/09/21 蓬峠から茂倉岳(個人山行)

■山行日 2020年9月21日(月) 朝発日帰り 
■天候 小雨のちくもり ■メンバー 1名 
■コースタイム 土樽6:20-9:00蓬峠9:10-11:15茂倉岳11:35-14:15土樽 

■山行報告(リーダー O) 
 4連休、仕事が入ったため東北行きはあきらめ、1日だけの山行になった。I君が谷川山行(悪天のため中止)を出した時に行くつもりだったコースを蒸し返した。

 茂倉登山口の駐車場に車を置きしばらく蓬沢沿いの林道を行く。途中の沢伝いはかなり荒れている。やはり昨年の台風のせいだろうか? 沢から離れたコースに入り少しホッとする。雪で根曲がりしたブナ林のトラバース気味の道を登る。土樽側からこの道を辿るのは山スキーで来た以来だから30年くらい前か。どこから尾根に取りついたっけ、と探したが、印っぽいのは見つからなかった。

 蓬峠には割と早く着いた。風があって寒かったので小屋の陰で雨具を着けていたら、馬蹄形ねらい、トレランスタイルの4人組がやって来た。皆さん薄着で短パン、寒そう。これからどうするか鳩首していた。土合に向かう分岐では敗退しますと2人組。口惜しそうな顔を撮ってくださいとカメラを渡された。私も天気が悪いので、とりあえず武能岳まで行って考えることにした。

 武能岳に着いてみると雨が上がり、少し明るくなってきたので先に進む。茂倉岳に向かって歩いていたら一人の若い女の子に抜かれた。アレ?と思って一生懸命歩いてもどんどん置いて行かれる。その子は特別に走っている様子も急いでいる感じも全くしない。淡々と歩いている風なのにどんどん引き離されて見えなくなった。私も老いぼれたのかなと思い、少し悲しくなったけれども、茂倉岳に着いて時計を見たら私も3時間のコースを2時間で歩いていた。少し安心したが、さっきのあの女の子は何だったのだろう?

 土樽に車を置いて土合廻りで西黒尾根を登るという人にもちょうど茂倉岳で会えた。彼も蓬峠まで回るとか。さて茂倉岳からの下り、晴れはしないもののガスが薄れて少しだけ先まで見えるようになった。道なりにウメバチソウとコゴメグサが咲いている。小屋に寄ったり写真を撮ったりしたせいもあるかもしれないが、なかなか降りつかない。昨夏に膝を痛めてからはもう昔のようには下れない。ストックにすがりながらコースタイム通りの時間がかかった。最後まっすぐに伸びた若く美しいブナ林が救いでありました。

 翌日、腕が筋肉痛でした。いかにストックにすがっていたことか! この下り何回歩いてもしんどいです。