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2020/08/02 頸城 金山・天狗原山(個人山行)

■山行日 2020年8月2日(日)前日昼発日帰り 
■天候 晴れ ■メンバー 2名 

金山から見た焼山・火打山

■山行報告(リーダー O) 
 今行っておかないとお盆休みはコロナでどうなるか分からないという危機感もあり、日帰りには少し遠いが、5年前に行って素晴らしかった花畑をカミさんに見せたくて出かけた。
 日本海まわりで400㎞。道が空いているので早く着き過ぎた。蓮台寺PAで仮眠したが、小谷の道の駅まで入った方が涼しく泊まれたかもしれない。登山口駐車場は5~6台しか停められない。私たちは最後の1台で間に合った。
 しばらくはブナの大木が目立つ。道は急登や急下降、泥道、沢状と一定のペースを維持するのは難しい。更に刈払いのない所やガレ場もある。それでも花が出てくると少しなごむ。77歳と78歳の超元気なジジイがL、SLのパーティーに後ろからあおられながら、負けてられないなと歩く。

 樹林帯を抜けると、小さな地蔵様のある花畑に出る。目の前には火打山、焼岳、妙高の山々が広がる。すぐ先が天狗原山だ。カミさん自体は体力のこともあるのでここまでと決めていたようだが、実はここから金山までの稜線が美しいのだ。だましだまし先へ進む。天狗原山から急下降。ブツブツ文句を言われる。下りきるとシナノキンバイの群落は現れた。これがなかったら殴られるところだった。

 ここから先金山までは花だらけ。前に来た時より2週も早かったのだが、雪が少なかったせいか、雪田も残っていない。しかし消えたばかりのようで、チングルマも残っている。ハクサンコザクラ、キンポウゲ、シナノキンバイ、ニッコウキスゲ、クルマユリ、ハクサンフウロ、モミジカラマツなどなど…もっとゆっくりしたいけど、下りが心配なカミさんが早めに動き出す。

 お地蔵さんでもう一度ゆっくりして、気分を入れる 登るのに一生懸命で写真の撮れなかったガレ場のシナノナデシコをあらためてカメラに収め、苦行の下りに入る。最後のワンピッチは力尽き、登りよりも時間をかけて下り着いた。

 帰りは何となく不安なので風呂にも入らず。その分、米山PAのレストランで夕日を見ながらとても美味しい夕食をいただいた。