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2019/12/28 笹子雁ケ腹摺山~お坊山

■山行日 2019年12月28日(土)朝発  ■天候 快晴 ■メンバー7名
■コースタイム 雁ヶ腹摺山登山口9:20-11:10雁ヶ腹摺山11:30―12:50米沢山13:10- 13:55お坊山14:15―景徳院16:00 歩程:約7.5h(休憩含)

■山行報告(リーダー I)
 笹子駅に8:30に集合する。本日は快晴で冷気が気持ちよく肌を刺す。雪も期待が持てそうだ。登山口までは40分の車道歩きである。途中本社ヶ丸への登山口へと続く左折道を過ぎ10分程で登山口に到着。  笹子雁ヶ腹摺山への道は、スタートからいきなり急登が続く。1時間程で眺望が望める尾根にのっかる事ができた。しばらく進むと左側に雪を被った南アルプスが見えてきて気分が高揚してくる。急登に喘ぎながら登っていたが、ふと後ろを振り向くと真っ白なでかい富士山が目に飛び込んできた。令和元年最後の富士山にご対面で皆さん感激の模様。

 山頂には11時過ぎに到着した。ここまでの道は南斜面のため雪は全くなかった。山頂からの眺望は素晴らしく、富士山/北岳/間ノ岳のワンツースリー、悪沢や赤石など南アルプス南部の山々、八ヶ岳等がよく見える。写真を撮ったり食事をしたりして過ごしたが、寒いので米沢山への縦走路を進むことにする。 ここからは北側斜面に変わる為一挙に雪道となる。積雪は深いところで15~20㎝位か?縦走路は入山者が少なく我々で貸し切り状態だ(すれ違ったのは1パーティーのみ)。途中一部切れた痩せ尾根があり慎重に進む。笹子トンネルの上を越え、更に3カ所の鎖場を越えて少し進んだピークが米沢山だ。ここに至るルートで気温が厳冬期と春が交互に入れ替わる。陽が当たっているところは雪もなく温かい。しかし、陽が隠れているところは雪が多く積もっており、風が吹くとまるで冷凍庫の中の様で指がかじかんで痛いほどだ。

 お坊山には米沢山から45分で到着。ここは今回の山行で一番標高が高いところ。お坊山の山頂は陽が当たっており、眺望もよく休憩するにはとても良いところである。笹子雁ヶ腹摺山からここまでアップダウンの連続で、低山の割には中々手ごわい。 お坊山は本峰と東峰からなる双耳峰で、下山するには3つのルートが考えられる。1つは笹子駅まで周回するコースで、東峰を経由して道は駅へと続いている。2つ目は、大鹿峠をまっすぐ進み大鹿山から曲沢峠経由で大谷ヶ丸に至り、更に道は大菩薩へと遠く続く。3つ目は甲斐大和駅へのコースで、今回我々がとったコースである。途中の景徳院が目印で、運が良ければ駅までバスを利用できる。休憩も十分とったので、記念撮影後下山を開始した。